technicalcolumn

ステンレスは磁石に付きますか?

  1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. ステンレスは磁石に付きますか?
公開日時 : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ステンレスは磁石に付きますか?

技術資料ダウンロード

金属材料に関する全60Pの技術資料を無料でダウンロードいただけます。
材料選定に必要な特性データをはじめ、重量・⻑さ換算表や硬さ換算表など金属にかかわる方にオススメのお役立ち資料です。

技術資料ダウンロードはこちらから


ステンレスは磁石につく?磁石につくステンレス、つかないステンレスについて解説しています。

ステンレスは磁石につく?

ステンレスの種類によって、磁石に付くものと付かないものに分かれます。
安価なステンレスは磁石に付くなど言われることもあります。

これは、非磁性(磁石に付かない)のステンレスが、Ni(価格が高い)を含有するオーステナイト系ステンレスであることから、このようなイメージがついているようです。
※ステンレスの価格要素は成分だけではありませんので、設計の際はご留意ください。


◆ステンレス鋼の種類による違いについて詳しく知りたい方はこちら。
 ⇒【ステンレス鋼の種類】成分系の違いによる主な特徴

 

SUS430に代表されるフェライト系ステンレスは、磁石に付く種類です。

当社ではSUS430FS-1(※)、TDS-1(※)のラインナップがあります。
TDS-1につきましては、電磁ステンレスとして、磁気シールドやコアなどの用途にお使いいただけます。
(※)は当社オリジナル鋼種

◆フェライト系ステンレス鋼については、以下のページをご確認ください。
 ⇒ 製品検索│フェライト系ステンレス鋼

SUS304に代表されるオーステナイト系ステンレスは、一般的に磁石に付かない種類と言われています。

しかしながら、SUS301SUS304については、冷間加工による金属組織変態で磁性を帯びるようになりますので、強い加工をする場合には注意が必要です。
対して、SUS305SUS316L、SUS310Sなどの鋼種は、加工しても組織変態が起こりにくいため、加工後も非磁性を保つことができます。
(鋼種により程度の差はありますので、詳細はお問い合わせください)

 ◆オーステナイト系ステンレス鋼については、以下のページをご確認ください。
 ⇒ 製品検索│オーステナイト系ステンレス鋼


非磁性をご希望の場合は、オーステナイト系ステンレスをお選びいただくことになりますが、
鋼種によって強弱があったり、用途や加工方法によって変化したりする場合がございますので、
鋼種選定で迷われた際は、まずはお気軽にご相談ください
※求める品質レベル、ご予算などに応じて、当社ラインナップ以外からもご提案いたします。

 

テクニカルガイド

技術資料ダウンロード

材料スペックや材料データが満載のテクニカルガイド(全60ページ超)を無料でダウンロードいただけます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

金属材料に関して課題をお持ちの方は、まずは特殊金属エクセルにご相談ください。お客様の製品になるまでを考慮し、課題解決に向けたよりよい材料のご提案をいたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

金属材料に関するご相談など
お気軽にお問い合わせください

お電話でも
お問い合わせいただけます

03-5391-6151

受付時間 9 : 00~17 : 30 (土日・祝日除く)

0120-40-6150

採用に関するお電話はこちら