TDS-J™|高耐食電磁ステンレス鋼

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ステンレス鋼

フェライト系

TDS-J™|高耐食電磁ステンレス鋼

概要・特徴

TDS-Jは,「耐食性」と「軟磁気特性」に優れた”高機能フェライト系ステンレス鋼”です。
磁束密度が高く、保磁力は低いため、着磁性、離脱性、磁気シールド特性に優れ、磁気焼鈍を施すことにより電磁ステンレス鋼としてご使用いただけます。

TDS-Jの主な特長は以下の通りです。

(1) 電磁ステンレス
 磁気焼鈍を施すことにより電磁ステンレスとして使用できます。

(2) 耐食性
 オーステナイト系ステンレスのSUS304に匹敵するため、一般環境下においてはめっきなどの表面処理をしなくても使用可能です。従来の電磁ステンレス鋼で、耐食性に課題をお持ちの方にオススメの材料です。

当社では、0.10mm未満の箔や小ロットでの製造も可能です。

主な用途

シールドケース、電磁波シールド

対応可能形状

製造可能範囲(コイル、板)

板厚

都度ご相談ください。

3.0~300mm

長さ

コイル もしくは L2000mm以下のシート

当社で製造するコイルやシート材の製造範囲です。

密度

7.74 g/cm³

比熱

440 J/(kg・K)(25℃)

電気抵抗

58 μΩ・cm

ヤング率

204 GPa

熱膨張係数

10.5×10-6/K(20~100℃)

熱伝導率

22.5 W/(m・K)

融点

1460-1500 ℃

磁性

軟磁性

SUS430相当の機械的性質を有します。 細かい仕様につきましては、別途打ち合わせにてすりあわせいたします。

Crを高め、さらに耐食性に寄与するCuとTiを添加することでSUS304相当の耐食性を実現しています。
SUS430 、電磁軟鉄、パーマロイと比較し高い耐食性を有し、一般環境下においては、めっきなどの表面処理をしなくても使用が可能です。
塩水噴霧試験の結果は下図の通りで、SUS304同様に発錆はありません。

下表はTDS-JとSUS430の磁気特性値の比較です。
※数値は、VSM(振動試料型磁力計)による代表値。

SUS430と比較し、最大透磁率および保磁力が良好なため、外部磁場に対して高い応答性を示します。

軟磁性材料

高耐食や超高強度など、高付加価値な電磁ステンレス鋼もこちらから。

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