カメラモジュール、通信機部品、医療器具、留置針、モーター部品
※ 非磁性の特性から、電子機器部品関連用途において、磁性を嫌う用途に使用されます。
板厚
0.010~1.5mm
幅
3.0~300mm
長さ
コイル もしくは L2000mm以下のシート
当社で製造するコイルやシート材の製造範囲です。
TOKKIN 305Mは、JISのSUS305を改良した当社独自製品です。
Overseas standards are listed as equivalent or similar to our materials, so please use them as a reference.
JIS
SUS305 (G4305)
UNS
S30500
AISI
305
EN
1.4303
ISO
X4CrNi18-12
密度
7.93 g/cm³
比熱
502 J/(kg・K)
電気抵抗
72 μΩ・cm
ヤング率
193 GPa
熱膨張係数
17.3×10-6/K
熱伝導率
16.3 W/(m・K) (100℃)
下表は焼鈍仕上げ、強圧延仕上げの機械的性質の目安値です。
焼鈍仕上げ~強圧延仕上げの間でご希望の硬さ(仕上げ)で製造いたしますが、板厚によっては対応できない仕上げもございます。また、強圧延材の場合、弱い磁性を帯びるようになりますので、まずはご相談ください。
※極薄箔の場合、焼鈍、2B仕上などの軟質材は、不具合(折れ、シワなど)発生の懸念があるため、対応できない場合がございます。
下図はTOKKIN 305Mの圧延率及び硬さと透磁率の相関図です。
SUS304に代表されるオーステナイト系ステンレスは、固溶化(焼鈍)状態では非磁性ですが、冷間圧延により磁性を示すようになります。それに対し、TOKKIN 305MはNi、Mn、Crが高めに調整されているため、非磁性を維持することができます。
なお、TOKKIN 305Mは、JIS規格のSUS305の範囲内でこれらの元素を高めに調整しているため、JIS SUS305よりも非磁性を維持できるようになっています。
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