ダイヤフラム、リードバルブ・バルブ、CPU/GPU押さえばね、タイヤ金型用サイププレード、チェーン、歯科器具、各種ばね
板厚
0.030~3.0mm
幅
3.0~300mm
長さ
コイル もしくは L2000mm以下のシート
当社で製造するコイルやシート材の製造範囲です。
調達品は別途お問い合わせください。
当社では特に指定のない場合、JIS G 4313に準拠して製造いたします。
海外規格は当材料と同等もしくは近似のものを掲載していますので、参考としてご利用ください。
JIS
SUS631 (G4305, G4313)
UNS
S17700
AISI/ASTM
631
EN
1.4568
ISO
X7CrNiAl17-7
密度
7.81 g/cm³
比熱
420 J/(kg・K)
電気抵抗
79 μΩ・cm
ヤング率
200 GPa
熱膨張係数
15.3×10-6/K(0~100℃)
熱伝導率
16.3 W/(m・K)
融点
1414-1447 ℃
磁性
固溶化熱処理状態では弱磁性ですが、析出硬化処理後はかなり強い磁性を示すようになります。
特に指定のない場合、JIS規格(下表)に準拠して製造いたしますが、より厳しい規格やカスタム規格をご指定いただくことも可能です。
また、C材およびCH処理後の機械的性質は下図の通りです。
SUS631は、固溶化熱処理(溶態化熱処理)の後、時効硬化(析出硬化)を人工的に行うことができます。
※析出硬化が可能な鋼種は、ステンレスの600番台(SUS631, SUS632J2, TOKKIN 350など)の他、マルエージング鋼などが代表的です。
SUS631の析出硬化熱処理方法は下図の通りです。
■TH1050、RH950処理
2種類の熱処理を繰り返して硬化させるもので、最初のT処理、R処理は準安定オーステナイト相のA材を鋼の焼入のようにマルテンサイト化する一次硬化熱処理であり、2番目のH処理は、この鋼種の最大特長である析出硬化を起こさせて完全に硬化させるものです。
※固溶化状態(A材)でH処理のみ行なっても析出硬化することはできません。
■CH(900)処理
熱処理によるマルテンサイト化処理の代わりに冷間加工で硬化させるもので、当社では冷間圧延で適当な硬さに仕上げて(C材)ご提供いたしますので、お客様でのご使用上では、あと1回の析出硬化熱処理を施すだけで結構です。
<備考>
・TH1050、RH950、CH(900)の数字部分は析出硬化処理温度を華氏で表しています。
・当社ではA材、C材でのご提供が可能です。
(TH, RHの硬化熱処理につきましてはお客様にて実施ください)
・熱処理についてはこちらの記事もご参考ください。
析出硬化系ステンレスの耐食性は、一般的にオーステナイト系ステンレスよりも劣ります。
(優)オーステナイト系>析出硬化系>フェライト系>マルテンサイト系(列)
※調質や環境にもよりますので、具体的な課題をお持ちでしたら、まずはご相談ください。
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