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nanoSUSで不良率減少&歩留向上!結晶粒微細化で微細なプレス孔をきれいにあけます

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歩留向上】不良品続出の微細なプレス孔の形状をnanoSUSを使用して安定化!

車載向けオリフィスプレートを 製造するプレスメーカー様が、緻密なプレス加工孔の輪郭安定化に課題を感じ、材料で改善ができないかと当社にご相談いただきました。

課題・背景

繊細なプレス孔加工のため、きれいに開かない
加工できても孔周辺の粒脱落により、ガソリンの噴霧方向が定まらず燃費が悪い

ご提案内容

当社独自製品「超微細粒ステンレス鋼 nanoSUS」をご提案

結果

【歩留向上】プレス孔の形状安定により、部品の不良率が下がりました
【エコ】プレス孔の輪郭安定により、ガソリンの噴霧方向が安定し燃費向上になりました

一般仕様のSUS304を使用されていましたが、プレス孔がとても微細なため、孔加工時の周辺の結晶粒脱落により、孔の輪郭が不安定になっていました。
合格品においても、流路(孔側面)の微細な表面粗さや噴出口の凹凸によりガソリンの噴霧方向が定まらず、燃費に影響を及ぼしていました。

当社独自製品「超微細粒ステンレス鋼 nanoSUS」をご提案
結晶粒径を一般材の10μm程度から、3μm程度まで微細化することで、微細プレス孔の加工精度向上を狙いました。

改善前

材質  :SUS304-H t0.20mm(通常材)
仕様  :結晶粒10μm程度

normal-stainless-steel-2.jpg

改善後

材質  :nanoSUS 304(当社独自製品)
仕様  :結晶粒3μm程度

ultrafine-grain-tokkin-2.jpg

 

加工例|Φ0.08mm 孔あけ

お客様でプレス加工後の画像です。上部分の欠けが軽減されているのが分かります。

 casestudy-nanoSUS-pressworking.png

 

試験例|切削性評価

切削試験後の画像です。加工箇所周囲のバリが軽減されているのが分かります。

casestudy-nanoSUS-cutting.png


関連リンク

nanoSUSの詳しい材料特性は ⇒ こちらから

nanoSUSの資料ダウンロードは ⇒ こちらから

コスト

プレス孔周辺の粒の脱落が解消され、品質の安定化と歩留りが向上しました

エコ

加工孔の品質向上により、ガソリンの噴霧方向が安定し、燃費が改善されました

nanoSUS(ナノサス)シリーズ

金属材料の結晶粒径を1μm程度にまで微細化したステンレス鋼です。微細組織の制御により、強度や疲労特性、加工性の向上など様々な特性向上に効果があります。

nanoSUS 304

母材にSUS304を使用したnanoSUSです。

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