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抵抗材料(電気抵抗用材料、電熱用材料)

coil4
主な用途

各種抵抗器、ヒーター、発熱体 など


製造範囲

板厚: 0.030~2.5mm  

幅  : 3.0~300mm

 
製造工場

日本、上海


 概要・特徴

板厚精度が抵抗値の精度に影響を及ぼす抵抗材料。

弊社では、複数の圧延機を使い分けることで、高精度な板厚保証をしております。 

また、高度な板厚制御力により、導体抵抗値を調整することも可能です。

 

電気抵抗用材料とは・・・

金属は電気を通しますが、成分値等により電気の通りやすさ(導電率)は異なります。電気抵抗用材料とは、金属にしては電気を通しにくい成分範囲に調整した合金であります。

 

弊社呼称

合金記号

名称

特徴

NCH-1

GNC108R

一般電気抵抗用

ニッケルクロム

(JIS C 2532)

高抵抗の抵抗材で、抵抗温度係数が小さく、耐熱性及び耐食性が良く、高級な抵抗材。ろう接性は劣る。

NCH-2

GNC112R

エバノームR ® *1

高抵抗の抵抗材で、抵抗温度係数が小さく、耐熱性及び耐食性が良く、最も高級な抵抗材。

CN30

GCN30R

一般電気抵抗用
銅ニッケル

(JIS C 2532)

中抵抗の抵抗材で、抵抗温度係数は比較的小さく、加工性や溶接性も良い。

CN49

GCN49R

マンガニン®*2

GCM44

一般電気抵抗用
銅マンガン

(JIS C 2532)

中抵抗の抵抗材で、耐食性や耐酸化性は劣るが加工性が良く、溶接性も良い。

ゼラニン®*2 30

 -

低抵抗の抵抗材で、高電流検出抵抗器用途に適しており、加工性・溶接性共に良い。

*1 ®  Carpenter Technology Corporation の登録商標です。

*2 ®  Isabellenhutte の登録商標です。

 

電熱用材料とは・・・

物体に電気を流した際、その物体は発熱します。以下の様に電気抵抗値が高い方が発熱量は大きくなります。発熱用材料とは、発熱目的で使用される電気抵抗の大きな金属材料であります。

  Q=RIT    Q:発熱量(J)、R:電気抵抗(Ω)、I:電流(A)、T:時間(秒)

 

弊社呼称

合金記号

名称

特徴

NCH-1

NCHRW1

電熱用
ニッケルクロム

(JIS C 2520)

耐酸化性と高温強度に優れる。硫化性ガス中と、高温多湿の還元性雰囲気での使用は避ける事が望ましい。

NCH-2

NCHRW2

FCH-1

FCHRW1

電熱用
鉄クロム

(JIS C 2520)

高温度での使用に推奨。耐酸化性は良好であるが、NCHと比べ高温強度は劣る。

FCH-2

FCHRW2

CN10

GCN10R

一般電気抵抗用

銅ニッケル

(JIS C 2532)

低抵抗の抵抗材で仕様温度も低いが加工性、溶接性が良い。

CN15

GCN15R

TJR-1

耐高温酸化性に優れたフェライト系ステンレス鋼で、FCH-1の代替品種(コストダウンが可能)

TNR-2

耐高温に優れたフェライト系ステンレス鋼で、FCH-2の代替品種

(コストダウンが可能)。硫化性ガス中でも使用可能。

取扱い代表品種の化学成分と比重

電気抵抗用材料

合金

記号

弊社

呼称

化学成分代表値(%)

密度

JIS

規格

C

Si

Mn

Cu

Al

Cr

Ni

Sn

Fe

その他

GNC108R

NCH-1

≦0.15

0.75~1.6

≦2.5

 

 

19~21

77≦

 

≦1.0

 

8.4

C2532

GNC112R

NCH-2

≦0.15

0.75~1.6

≦1.5

 

 

15~18

57≦

 

 

8.3

C2532

-

エバノーム®R

 

1

1

2

2.5

20

73.5

 

 

 

8.1

 

GCN30R

CN30

 

 

≦1.5

 

 

 

20~25

 

 

Cu+Ni+Mn 99≦

8.9

C2532

GCN49R

CN49

 

 

0.5~2.5

 

 

 

42~48

 

 

Cu+Ni+Mn 99≦

8.9

C2532

GCM44

マンガニン®*2

 

 

10~13

 

 

 

1~4

 

 

Cu+Ni+Mn 98≦

8.4

C2532

-

ゼラニン®*2 30

 

 

7

 

 

 

2.3

 

 

8.5

 

*1 ®  Carpenter Technology Corporation の登録商標です。

*2 ®  Isabellenhutte の登録商標です。

 

電熱用材料

合金

記号

弊社

呼称

化学成分代表値(%)

密度

JIS

規格

C

Si

Mn

P

S

Al

Cr

Ni

Fe

NCHRW1

NCH-1

≦0.15

0.75~1.6

≦2.5

 

 

 

19~21

77≦

≦1.0

8.4

C2520

NCHRW2

NCH-2

≦0.15

0.75~1.6

≦1.5

 

 

 

15~18

57≦

8.3

C2520

FCHRW1

FCH-1

≦0.1

≦1.5

≦1.0

 

 

4~6

23~26

 

7.2

C2520

FCHRW2

FCH-2

≦0.1

≦1.5

≦1.0

 

 

2~4

17~21

 

7.4

C2520

GCN10R

CN10

 

 

≦1.0

Cu+Ni+Mn 99≦

4~7

 

8.9

C2532

GCN15R

CN15

 

 

≦1.0

Cu+Ni+Mn 99≦

8~12

 

8.9

C2532

-

TJR-1
(ステンレス系)

≦0.015

≦1.0

≦1.0

≦0.04

≦0.03

4.5~6

19~21

 

7.3

 

-

TNR-2
(ステンレス系)

≦0.03

 

 

 

 

2~4

17~19

≦0.6

7.4

 

 

規格

主要成分

弊社呼称

その他呼称

ドイツ

中国

日本

DIN

GB

JIS

Ni-Cr 系

NCH-1

ISA-CHROM 80

NiCr8020

2080
Cr20Ni80

NCHRW1
GNC108R

NCH-2

ISA-CHROM 60

NiCr6015

1560
Cr15Ni60

NCHRW2
GNC112R

Ni-Cr-Al 系

エバノームR ® *1

ISAOHM

NiCr20AlSi

---

---

Cu-Ni 系

CN10

ALLOY 60

CuNi6

B5

GCN10R

CN15

ALLOY 90

CuNi10

BFe10-1-1

GCN15R

CN20

ALLOY 127

CuNi15

BAl13-3

GCN20R

CN30

ISAZIN

CuNi23Mn

B25

GCN30R

CN49

ISOTAN

CuNi44

6J40

GCN49R

Cu-Mn-Ni 系

マンガニン®*2

MANGANIN

CuMn12Ni

6J12
6J13

GCM44

Cu-Mn-Sn 系

ゼラニン®*2 30

ZERANIN 30

CuMn7Sn

6J8

---

Fe-Cr-Al 系

TJR-1

Resistohm

CrAl255

0Cr25Al5

FCH-1

*1 ®  Carpenter Technology Corporation の登録商標です。

*2 ®  Isabellenhutte の登録商標です。

特金のメリット

◎高精度な板厚公差を保証いたします。

抵抗材料においては、板厚のばらつきが抵抗値に影響を及ぼします。

弊社では永年培った技術で、高精度な板厚公差を保証いたします。

 

◎導体抵抗値の調整が可能です。

弊社の抵抗材料は、お客様に納入する板厚で導体抵抗値を測定いたします。

※サイズにより導体抵抗値の測定が出来ないものもありますので、ご相談下さい。

ご希望により、導体抵抗値での保証もいたしますので、お気軽にお申し付け下さい。

※板厚保証 もしくは 導体抵抗値保証 のどちらかになります。

 

◎抵抗温度係数(TCR)を保証いたします。

材質によりますが、抵抗温度係数(TCR)をご要望に応じて保証いたします。

[保証例] Zeranin30: 20~60℃ ±10ppm

 

◎硬さ調整が可能です。

冷間圧延、熱処理の組合せにより、ご要望の硬さに調整することが可能です。 

 

◎小ロット対応いたします。

抵抗材料においては、通常50kg~の小ロット対応を行っております。

※試作など、50kg未満にも柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談下さい。

 

◎極薄箔も製造可能です。

板厚0.030mm(30μm)~製造いたします。

より小型化、薄型化する市場ニーズに対応いたします!

 

 

 

代表的な抵抗材料の性質代表値

電気抵抗用材料

弊社呼称

名称

性質代表値

体積抵抗率

(μΩ・m)

抵抗温度係数※1

(PPM/℃)

硬さ※2
(HV)

NCH-1

一般電気抵抗用
ニッケルクロム

1.08

50
[23~100℃]

≦250

NCH-2

1.12

150
[23~100℃]

≦250

エバノームR ® 

1.33

約25
[25~125℃]

≦220

CN30

一般電気抵抗用
銅ニッケル

0.30

約180
[20~105℃]

≦120

CN49

0.49

-80~40
[20~105℃]

≦120

マンガニン®

一般電気抵抗用
銅マンガン

0.44

±20
[20~50℃]

≦120

ゼラニン® 30

0.29

±10
[20~60℃]

≦120

 ※1 抵抗温度係数の[ ]内は測定温度範囲を示します。

※ 2 硬さは焼鈍仕上げのもの。

 

電熱用材料

弊社呼称

名称

性質代表値

体積抵抗率

(μΩ・m)

最高使用温度

(℃)

硬さ※3
(HV)

NCH-1

電熱用

ニッケルクロム

1.08

1,100

≦250

NCH-2

1.12

1,000

≦250

FCH-1

電熱用
鉄クロム

1.42

1,200

≦250

FCH-2

1.23

1,100

≦250

CN10

一般電気抵抗用

銅ニッケル

0.10

300

≦120

CN15

0.15

400

≦120

TJR-1

1.42

1,150

≦250

TNR-2

1.15

1,200

≦220

※3 硬さは焼鈍仕上げのもの。

 

導体抵抗値の調整

ご希望の導体抵抗値に調整が可能です。

以下のように、導体抵抗値は同一素材であっても、製品寸法(板厚・板幅)ごと、及び製品の軟化度合(調質)により変化します。

弊社では、これらを制御することで、高精度の導体抵抗値を実現することが出来ます。

 ◆体積抵抗とは・・・

   素材固有の物性値で、単位はμΩ・m。溶解ロット毎の成分ばらつきに影響されます。

 ◆導体抵抗とは・・・

   リロール製品1m長当りの抵抗値で、単位はΩ/m。

 


 【体積抵抗(ρ)と導体抵抗(R)の関係】

   導体抵抗値(R) = 体積抵抗値(ρ) / [ 板厚(t) × 板幅(w) ]


 

発熱体の設計

発熱量は製品寸法(板厚・板幅)、体積抵抗(ρ)、抵抗増加係数によって決まります。

ご要望に応じた材種 及び 寸法をご提案いたしますので、ご希望をお聞かせ下さい。

 


 【発熱量(Q)と体積抵抗(ρ)、抵抗増加係数の関係】

   発熱量(Q) = RI2T =I2・T・ρ・k / (t・w)

      R: 電気抵抗(Ω)   ρ: 体積抵抗(μΩ・m)   k :抵抗増加係数

      I: 電流(A)   T: 時間(sec.)   t :板厚(mm)   w :板幅(mm)


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