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Steels for Blades

刃物用材料

TE-2, SK95, SK85, RB-S, RB-X, SUS420J2

製品概要

焼入れにより高硬度を得られるため、カミソリ刃やカッター刃、医療用メス刃などの各種刃物に適した材料です。
当社独自の圧延技術と熱処理技術により、炭化物粒径を細かくコントロールすることで、焼入れ性や刃付け加工性、耐摩耗性の向上を図っています。
当社では、高炭素鋼だけではなく、ステンレス鋼各種も製造していますので、用途や特性に応じて最適な鋼種をお選びいただけます。

主な用途

カミソリ刃、電気シェーバー刃、カッター刃、医療用メス刃、長刃、切削具、バンドソー、トムソン刃、ピナクル刃、その他各種刃物、ドクターブレード、直尺、コテ、ヘラ など

対応可能形状

製造可能寸法

板厚: 0.030~2.0mm ※鋼種による

幅 : 3~300mm ※300mm以上もご相談ください

長さ: COIL もしくは ~2000mm

鋼種の特徴

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  鋼種 特徴
高炭素鋼 TE-2
[特金独自鋼種]
TE-2は当社オリジナルの鋼種です。合金工具鋼SKS81の改良鋼種で、成分の調整及び製造履歴の厳重な管理によって焼入れ性を増し、炭化物を微細化して、切れ味・耐摩耗性を高めた鋼種です。カミソリ替刃をはじめ、高級刃物に使われます。
SK95(SK4) 炭素工具鋼に分類される鋼種で、TE-2よりも炭素量が低いため焼入れ後の硬さは落ちますが、加工性、焼入性、価格などの面で汎用性が高い材料です。 カッター刃やバンドソー、メジャーテープなど、幅広い用途に使われます。
SK85(SK5)
マルテンサイト系
ステンレス鋼
RB-S
[特金独自鋼種]
RB-Sは当社オリジナルの鋼種です。SUS420J2よりも炭素含有量を高めているため、焼入れ硬化が大きく、ステンレス鋼の中でも最高レベルの硬さが得られます。焼鈍仕上げでもかなり硬いため、複雑な加工には向いていませんが、刃物用途としては最適な材料です。
RB-X
[特金独自鋼種]
RB-Xは当社オリジナルの鋼種です。 RB-Sよりもクロム含有量を高め、ニッケル、モリブデンを添加した材料です。RB-Sよりも炭素量がやや低いため、焼入れ後の硬さは若干落ちますが、クロム、ニッケル、モリブデンの添加により、優れた耐食性を有します。
SUS420J2 マルテンサイト系ステンレス鋼の中で、市場性、価格などの面で幅広い分野で使われている材料です。当社の焼鈍仕上げ状態では、炭化物が完全に球状化しているため、加工も容易に行え、焼入れ性も良くなります。

化学成分

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鋼種名 C Si Mn P S Cr Ni Mo Fe その他
TE-2 1.20~1.30 0.15~0.35 ≦0.35 ≦0.030 ≦0.020 0.30~0.50 ≦0.25  - Bal. Cu ≦0.25
SK95
(SK4)
0.90~1.00 0.10~0.37 0.10~0.50 ≦0.030 ≦0.030 ≦0.30 ≦0.25 - Bal. Cu ≦0.25
SK85
(SK5)
0.80~0.90 0.10~0.39 0.10~0.50 ≦0.030 ≦0.030 ≦0.30 ≦0.25 - Bal. Cu ≦0.25
RB-S 0.58~0.70 ≦1.00 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.015 12.50~14.50 - - Bal. -
RB-X 0.36~0.42​ ≦1.00​ ≦1.50​ ≦0.040 ≦0.015 13.00~14.5​0 ≦0.50​ 0.60~1.00​ Bal. -
SUS420J2 0.26~0.40 ≦1.00 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.030 12.00~14.00 ≦0.60 - Bal. -

物理的性質

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鋼種名 密度
[g/cm3
比熱
[J/(kg・K)]
電気抵抗
[μΩ・cm]
ヤング率
[GPa]
熱膨張係数
[×10-6/K]
熱伝導率
[W/(m・K)]
SK95(SK4)
SK85(SK5)
7.84 420 18 208 11 50.2
RB-S 7.70 430 60 220 - 25.0
 SUS420J2 7.75 460 55 200 10.3 24.7

機械的性質

当社から納品する状態は、焼鈍仕上げ、圧延仕上げをお選びいただけますので、下表を参考にお申し付けくください。
(焼鈍仕上げと強圧延仕上げの中間もご指定いただけます)

 

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鋼種 硬さ[HV]
素材状態 熱処理後(参考)
焼鈍仕上 強圧延仕上 焼入れ焼戻し
TE-2 170~210 280~320 650~850
SK95(SK4) 160~200 270~310 620~820
SK85(SK5) 150~190 260~300 600~800
RB-S 230~270 310~360 600~750
RB-X 190~230 300~350 500~650
SUS420J2 150~200 280~320 450~550

焼入れ焼戻し

最適な状態に焼入れをした後は、製品の要求特性に応じて焼戻しを行ってからご使用ください。
焼戻し温度と硬さの関係は下図の通りですが、製品サイズや必要特性によって変わりますのでテストをした上で決定ください。

Blade_TE2_SK5-qT-curve-300x190.png

図 TE2とSK85(SK5)の焼入れ焼戻し曲線 

razarblade_mechanicalcurve.png

図 RB-SとSUS420J2の焼入れ焼戻し曲線

TOKKINの特長

  • 焼入れ性の向上  
    炭化物粒径をコントロールすることにより、焼入れ性が向上します。
  • 熱処理炉の負荷軽減  
    通常の焼入れ温度よりも低い温度 もしくは 短時間での焼きが入るため、熱処理炉の負担を軽減させることが可能です。
  • 刃付け加工性 の向上
    受注生産なので、刃付け加工に最適な硬さに調節することが可能です。ご希望をお申し付けください。
  • 小ロット対応
    仕様にもよりますが、最小100kgからご注文をお受けしております。

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圧延加工や熱処理により高い硬さを得ることができるため、ばね用部品としてご利用いただけます。各鋼種の違いはこちらから。

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