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高清浄度鋼(M1, M2)

coil3
主な用途

メリヤス針、バルブ材 


製造範囲

板厚: 0.010~2.0mm

幅  : 3~300mm

製造工場

日本、上海、台湾


製品概要

メリヤス針向けに独自に開発された鋼種です。

近年、メリヤス針に求められる耐久性は以前にまして強くなっています。

そこで、SK-4 を元にマンガン、クロムを追加し、耐磨耗性を改良。

更に耐久性に対して影響が大きいと考えられる炭素系介在物が抑制し品質を向上させているのが特徴です。

 

■M1は...

繊維機械部品用にラインナップされた鋼種です。良好な熱処理特性と高い清浄度を持ち、Mo添加により耐摩耗性をアップしつつ、SK-4と同等の加工性を保った鋼種です。

■M2は...

高C、Mn、Crで耐摩耗性アップ、低P、Sによる高い清浄度で耐久性の向上を狙っています。また、良好な熱処理特性、高い清浄度と十分に管理された材料表面により、高い信頼性を要求されるメリヤス針関連部品にご使用頂いております。

特徴

普通の製造条件で作られた一般鋼材は、その製鋼過程で多少の非金属介在物の混入は避けられず、高信頼性が要求される用途では、時として問題になる場合があります。
M1, M2はSK4に相当する高清浄鋼で、従来の製鋼過程に特殊な精錬工程を追加して、介在物を減少させるようにしたもので、ESR鋼には及びませんが、特に寿命や疲労特性が重視される用途に適しています。

 

清浄度

鋼種名

dA

dB

dC

dT

M1

0.013

-

-

0.021

M2

0.013

-

-

0.013

※JIS G 0005鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法、点算法による。

化学成分

鋼種名

化学成分(%)

C

Si

Mn

P

S

Cr

Mo

M1

0.90~1.00

0.15~0.30 0.35~0.50 ≦0.030 ≦0.007 0.20~0.30

0.01~0.02 

M2

0.95~1.05

0.15~0.35

0.60~0.80

≦0.020

≦0.010

0.35~0.45

0.02~0.03

-------------

特金のメリット

◎高い品質と信頼性をお届けします

一般材では出来ない厳しい板厚公差により、強度や部品寸法の安定性が得られます。

また、成分調整、製造履歴の厳重管理による高清浄化や組織調整により、優れた耐疲労性、高信頼性を得ることが出来ます。

 

◎極薄箔も製造いたします

弊社では板厚0.010~0.099mmの極薄箔の製造が可能です。

 

◎小ロットにも柔軟に対応いたします

弊社では標準300㎏で製造可能です。

またご相談頂ければさらに小ロットも検討可能です。

(対応可否はその時々にもよりますので、都度、ご確認下さい。)

          

◎ご希望の硬さに調整いたします

オーダーメイドで製造を行なっておりますので、希望の硬さに調節することが可能です。

 

◎表面肌をお選び頂けます

圧延ロールを変更することにより、ブライト仕上(光沢あり) か ダル仕上(梨地模様)をお選び頂けます。

また、ご指定によりヘアライン研磨(外注)も対応致します。

機械的性質(生材)

生材(熱処理前)の代表的な機械的性質は次の通りです。

鋼種

仕上状態

硬さ HV

引張強さ N/mm2

伸び率 %

 

M1

M2

 

焼鈍仕上

160~200

490~645

24~35 

スキンパス仕上 175~215

540~695

12~32

圧延仕上 245~285

725~970

2~15

強圧延仕上 270~310

825~1,040

1~4

 

 

機械的性質(熱処理後)

 一般的な熱処理後(焼入焼戻)の代表的な機械的性質は次の通りです。

鋼種

硬さ HV

引張り強さ N/m㎡

M1

550~610

1,765~2,155 

M2

550~700

1,765~2,155 

 ※熱処理条件などについては、『熱処理』のタブ内を参照下さい。

機械的性質(熱処理後)

 一般的な熱処理後(焼入焼戻)の代表的な機械的性質は次の通りです。

鋼種

硬さ HV

引張り強さ N/m㎡

M1

550~610

1,765~2,155 

M2

550~700

1,765~2,155 

 

熱処理条件

M1、M2の一般的な熱処理条件は下記の通りです。

また、焼入焼戻特性は下記図の通りです。

鋼種名

焼入温度(油冷)

焼入温度(水冷)

M1

M2

780~850℃

760~820℃

 

焼入-焼戻 曲線

M1、M2の焼入焼戻特性は下図の通りです。

焼入-焼戻曲線(左:M1、右:M2) 

 

衝撃値:焼戻温度-靭性曲線

M1、M2の一般的な焼入焼戻における衝撃値は下図の通りです。

 

 

 焼戻温度-靭性曲線(左:M1、右:M2)

清浄度

鋼種

dA

dB

dC

dT

M2

0.013

-

-

0.013

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