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Cold Spray

低温溶射(コールドスプレー法)によるクラッド材
CSクラッド

製品概要

⾦属粉末を超音速域に加速し、固相状態のまま溶射する『コールドスプレー(CS︓低温溶射)』技術を用い、基材に被膜を形成させる新しいクラッド製法です。
※参考資料:コールドスプレー法(低温溶射)の原理について

当社では、自社開発設備により『世界初』コイル材へのコールドスプレー(低温溶射)を可能にしました。

CSクラッドの主な特長
  • 連続的な被膜・・・部品への積層、コイルへの連続被覆が可能
  • 緻密な皮膜・・・加熱溶射に比べ、熱変質や空隙が殆どない
  • 多様な成膜・・・金属はもちろん、無機・有機材料にも成膜が可能
CSのままの材料とCS後圧延した材料

CSクラッドは、このような方にオススメ!

  • 通常の クラッド(異種金属貼り合わせ) では対応できない組み合わせ
    (例:金属以外、板で流通していない金属を使いたい、研削出来ない金属、展延性のない金属)
  • 単板や部品形状の基材にクラッドしたい
  • 部分的にパターンクラッドしたい
  • 板で流通していない金属をコートしたい
  • 金属以外を組み合わせたい
  • 使用量が少ないため、通常クラッドでは最小ロットが合わない

主な用途

放熱板、二次電池、パネル(マスク)、ロボット(ハンダ)、センサ(磁性材)、圧着端子、衛生用品(Cu、TiO2)、滅菌装置(TiO2)、放熱フィン、電磁ブレーキ 
※現段階では実績が少ないため、上記は参考となります。あなたのアイディアで無限に広がります。

製造範囲

具体的な寸法については、カタログをダウンロードしご確認ください。

ベース形状

  単板、部品、コイルなど
 ※コイル材の最大重量は20kg程度となります。

ベース材質

  金属、セラミックス、樹脂など

積層技術別の特徴比較

CSクラッドは、金属同士を拡散接合する「クラッド」や表面に付着させる「めっき」と比較し、下表のようなメリットを得ることができます。

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  CSクラッド クラッド めっき
① 材料の組合せ    樹脂・セラミックスも可  ○  自由度大  △ 制約多
② 皮膜の接着強度  ◎  衝撃誘起結合・金属結合  ○  金属間結合  △ 共有結合
③ 皮膜の厚範囲  ○  5μm≦  ○  10μm≦  △ 0.05~ 10μm 
④ 皮膜の機械特性    SUS軟質対応可  ○  硬さ調整可  × 硬さ調整困難
⑤ 合金皮膜    異種混粒も可  ○  可能    △ 一部組成を除き困難
⑦ 皮膜の品質  ○  緻密  ※図1参照  ○  緻密    △ ピンホール有り
⑧ 皮膜の位置精度  ○  ±0.06mm △ ±0.5mm   ◎  ±0.02mm

製造実績

現在、製造実績のある組み合わせは下表の通りです。
表にない組み合わせもトライアル可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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       CS粉末


ベース材   
金属材料         無機材料
純Fe  純Al  Al合金 純Ni 純Cu Sn Ti CuFe  Zeolite



純Al -  ●  ●
Al合金  -
純Ni -
Ni合金
純Cu -
Cu合金
SUS
Ti -



Polyimide  × ×× × × ×× ×× ××
Polyester  × ×
Nylon  × 〇 
Fluororesin  ×
PLA  ×



Glass  × ×× × × ×× ×× ××
Ceramic  ×
Graphite  × × ×× × ×× ×× ××

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製造実績あり    製造実績なし
 製造可  一部製造可  製造不可  実現性大  一部実現性有  実現性小
 ●  ▲  ×× 〇  △   ×

注目実績

Zeolite(ゼオライト)

金属イオンを吸着させたゼオライトで抗菌作用が期待できます。


カタログダウンロード

CSクラッド(CuFe合金)

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