TNM-1™|高強度非磁性ステンレス鋼

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TNM-1™|高強度非磁性ステンレス鋼

概要・特徴

磁場を印加しても磁化されにくいステンレス鋼を「非磁性ステンレス鋼」といいますが、一般に非磁性といわれるオーステナイト系ステンレス鋼のSUS304やSUS316Lにおいても、冷間加工率の増加に伴い透磁率が上昇してしまうため、材料を非磁性のまま使用するためには加工率を低く抑えたり、強度が不足するなどの課題がありました。

極めて高い加工率でも非磁性を維持できるよう成分調整された鋼種です。500HVの極めて高い強度を得ることができるため、高い非磁性と高いばね性を求められる用途に最適です。軟質材は絞り加工も可能です。

また、TNM-1以外にも、お客様の課題や実際の使用方法に応じて適切な材料の選定をお手伝いさせていただきます。
TNM-1の製品資料もご用意していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

主な用途

カメラモジュール、通信機部品、医療器具、留置針、モーター部品

対応可能形状

製造可能範囲(コイル、板)

板厚

0.010~2.0mm

3.0~300mm

長さ

コイル もしくは L2000mm以下のシート

当社で製造するコイルやシート材の製造範囲です。

スキンパス材と最大強度まで加工した後の透磁率と機械的性質の代表値は下表の通りです。

下図はTNM-1をはじめとする非磁性ステンレス鋼の圧延率及び硬さと透磁率の相関図です。

SUS304に代表されるオーステナイト系ステンレスは、固溶化(焼鈍)状態では非磁性ですが、冷間圧延により磁性を示すようになるのに対し、TNM-1は、加工率が上がっても透磁率の上昇がほとんどなく、SUS301-EH相当の強度においても透磁率1.003と非磁性領域を維持しています。

非磁性ステンレス鋼

非磁性ステンレス鋼なら、加工後も組織変態が起こりにくく、非磁性を維持できます。

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