MP35N™

Ni合金・Co合金・Ti合金

Co合金

MP35N™

非磁性
疲労特性
高耐食性
析出硬化（時効硬化）
製品ラインナップ
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概要・特徴

MP35Nは、非常に高い強度と優れた耐食性、高い疲労強度を併せ持つ非磁性のCo-Ni-Cr-Mo合金(コバルト-ニッケル-クロム-モリブデン）です。
硫化物の応力腐食割れに対して高い耐性を示し、高濃度の硫化水素雰囲気の天然ガス掘削においても優れた性能を発揮します。海水では隙間腐食や応力腐食やピッティングに対して最高レベルの耐性があります。
また、生体適合性も高いため、インプラントや歯科器具などの医療用途としてもよく使われます。
極低温から454℃の温度域で使用されます。

当社では箔や薄板をはじめ、極細パイプ、パイプ、棒、板など、さまざまな形状を取り扱っています。

主な用途

インプラント、歯科器具

対応可能形状

以下は当社で製造するコイルや板における製造範囲となります。パイプ、棒などのお取り寄せ品はお問い合わせください。

製造可能範囲（コイル、板）

板厚

0.010～2.0mm

幅

3.0～300mm

長さ

コイル もしくは L2000mm以下のシート

具体的な製造範囲は製品資料をダウンロードください。

規格
化学成分
物理的性質
機械的性質
熱処理
耐食性
関連ページ

規格

規格は当材料と同等もしくは近似のものを掲載していますので、参考としてご利用ください。

UNS

R30035

ASTM

F562

化学成分

物理的性質

密度

8.43 g/cm³

電気抵抗

103 μΩ・cｍ

ヤング率

232.8 GPa（焼鈍仕上 26℃）

熱膨張係数

12.8×10-6/K（21～93℃）

熱伝導率

11.2 W/(m・K) (21℃)

融点

1315-1450 ℃

磁性

なし　※比透磁率：1.0009（21℃）

詳細な物理的性質は製品資料をダウンロードください。

機械的性質

加工率と引張強さの関係は下図の通りです。
時効処理（熱処理）を施すことでさらに強度を上げることができます。

熱処理

■ 焼鈍条件
［1040～1100℃ 加熱後→冷却］

■ 時効処理
最適な機械的特性を得るには、冷間加工後［550～600℃×4時間保持→空冷］にて時効処理をします。

耐食性

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