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Cold Rolling

冷間圧延

設備概要

冷間圧延は、常温の材料を回転しているロールの間に通し、上下の圧力により薄く延ばす加工方法で、大きな力を加えて加工する塑性加工の一つです。
当社では自社設計の圧延機 及び圧延機に組み込まれた圧下位置制御AGCプログラムにより、高精度での板厚コントロールが可能となりました。

高精度板厚材料へ

寸法許容差へ

冷間圧延

図 冷間圧延の模式図

塑性加工(そせいかこう)とは

一定の力を加えて変形させると元に戻らない性質(塑性)を利用し、目的とする形状にする加工です。

一般に他の加工方法より加工時間が短く、材料のロスを抑えることができるなどのメリットがあります。

冷間圧延のメリット

  • 加熱した材料を圧延する熱間圧延に比べ、板厚の精度が良く、均一で、かなり薄い板厚まで加工することができます。
  • 酸化被膜が生成されないため、光沢のある表面仕上がりを出すことができます。
  • 内部組織を細かく均質にでき、部品加工後の安定化にもつながります。
  • 機械的特性(HV, TS, YS, EL)をコントロールすることが可能になります。

下図は、当社材 板厚0.2mmの板厚チャート実測例となります。
本例につきましては、全長にわたって、±1.5μm(±0.0015mm)の範囲のバラツキとなります。

板厚チャート実測例(SUS301 t0.2mm)

図 板厚チャート実測例(SUS301 t0.20mm)

所有設備一覧

可逆式18H-ミル

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 2.50mm×w 340mm 素材圧延・中間圧延・仕上げ圧延
Max t 2.50mm×w 340mm 中間圧延・仕上げ圧延
Max t 1.70mm×w 340mm 中間圧延・仕上げ圧延

非可逆式4H-ミル

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 1.50mm×w 310mm 仕上げ圧延

可逆式ZR20H-ミル

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 0.35mm×w 340mm 仕上げ圧延

5段クラスター型圧延機

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 0.20mm×w 100mm  

小型圧延機

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 2.00mm×w 120mm  

多機能高精度冷間圧延機 MVM-1

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 4.00mm×w 150mm 詳細はこちら

ボンディング機

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板厚&板幅製造範囲 備考
Max t 6.00mm×w 160mm クラッド圧接

その他製造技術・設備

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