TDS-1|電磁ステンレス鋼

ステンレス鋼

フェライト系

TDS-1|電磁ステンレス鋼

概要・特徴

TDS-1は、「強度」「耐食性」「軟磁気特性」に優れた“高機能性フェライト系ステンレス鋼”です。
磁束密度が高く、保磁力が低いため、着磁性、離脱性、磁気シールド特性に優れます。磁気焼鈍を施すことにより電磁ステンレス鋼としてご使用いただけます。

TDS-1の主な特長は以下の通りです。

(1) 電磁ステンレス
 磁気焼鈍を施すことにより電磁ステンレスとして使用できます。

(2) 耐食性
 SUS430と比べて優れた耐食性を有しています。

(3) 42Niレベルの導電性
 TDS-1の熱膨張係数は42Niと比較して半分程度ですが、導電性は同等であり、42Niからの切換で50%ものコスト削減が可能です。

(4) 切換実績多数
 42Niやりん青銅、SUY、パーマロイ等、様々な鋼種からの切換実績があります。

当社では、0.10mm未満の箔や小ロットでの製造も可能です。

主な用途

シールドケース、電磁波シールド、コンデンサ、アクチュエーター

対応可能形状

製造可能範囲(コイル、板)

板厚

0.030~2.0mm

3.0~300mm

長さ

コイル もしくは L2000mm以下のシート

当社で製造するコイルやシート材の製造範囲です。

密度

7.73 g/cm³

電気抵抗

70 μΩ・cm

ヤング率

206 GPa

熱膨張係数

11.3×10-6/K(0~100℃)

熱伝導率

25.1 W/(m・K) (100℃)

融点

1460-1500 ℃

磁性

軟磁性

.

SUS304相当の耐食性を有し、SUS430、電磁軟鉄、パーマロイと比較し高い耐食性を有します。
一般環境下においては、めっきなどの表面処理をしなくても使用が可能です。

TDS-1の時期的性質は下表の通りです。
磁気焼鈍を施すことで、SUS430と比較し最大透磁率および保磁力が良好なため、外部磁場に対して高い応答性を示します。

軟磁性材料

高耐食や超高強度など、高付加価値な電磁ステンレス鋼もこちらから。

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