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ステンレス焼き入れ鋼(SUS420J2 DSR1K6)

特徴

マルテンサイト系に分類されるステンレス鋼で、焼入れができるという点が最大の特徴です。炭素の含有量が多く、御購入後に焼入れを行って頂くことで非常に高い強度を得ることができ、焼き戻しの調節により幅広い機械的特性を与えることが可能です。その反面、ステンレス鋼の中でも最も錆びやすいという欠点はあります。ただ、高い耐熱性や加工硬化を得ることができ下記(用途欄)のような様々な分野にて利用されています。また、炭素の割合が高く、錆が出やすいためにイメージとしては鉄寄りのステンレス鋼といった製品です。


SUS420J2 弊社にて最も多く出ているステンレス焼入鋼帯の鋼種です
DSR1K6 420J2からさらに炭素量を高めることで、より高い焼入れ効果を実現した材料で高級なステンレス包丁などに用いられます。

用途

メリヤス針、オサ、ドクターブレード、HDDドライブ部品、ベアリング、直尺(焼入れ材)


当社のメリット

  • 小ロット対応で300kg~製造可能です。
  • 硬度を調整することができます。
  • 薄物の材料を製造できます:薄物は、ほとんど流通しておりませんが、弊社では小ロットで薄物が製造可能です。
  • 厳しい板厚公差が製造できます:一般材では保証できないより精密な板厚公差で製造できます。
  • 焼入れ材も対応可能。

種類 鋼種記号 化学成分(%)
C Si Mn P S Cr Ni Mo その他
マルテンサイト系 SUS
420J2
0.26~0.40 ≦1.00 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.030 12.00~14.00      
DSR1K6 0.55~0.65 ≦1.00 ≦1.00     13.0~14.5 ≦0.50 0.1 V添加

 

BA仕上

冷間圧延後、光輝焼鈍を施したもので、最も軟かく高度で複雑な加工品に適しています。

スキンパス仕上
(2B仕上)

焼鈍後、軽く圧延したもので適当な光沢と平滑さが得られます。
圧延でやや硬くなりますが、加工性はBA仕上のものとほぼ同じで、特に焼鈍したフェライト系ステンレス鋼に出やすいストレッチャーストレインの防止にも役立ちます。

ダル仕上
(2D仕上)

圧延ロールの肌を一様に粗くして冷間圧延を施し、表面を梨地状の光沢のない状態に仕上げたものです。

HL仕上
(ヘアライン仕上)

用途やご希望に適した粗さの研磨材で、連続した磨き目がつくように研磨して仕上げたものです。

ロール仕上

スキンパス仕上以上に強く圧延したもので、深い光沢と平滑さがあります。また圧延の程度によって広範囲の強度のものが得られますが、方向性の増加や伸びの減少で複雑な加工はできません。SUS 301、304、631等については、圧延の程度を1/4H、1/2H、3/4H、H………等に分けて規定しています。

 

鋼種

引張試験

HV

引張強さN/mm2

伸び%

SUS 420J2

焼鈍仕上

155~200

540~655

20~30

強圧延仕上

280~320

880~1030

1~3


物理的性質


  密度 比熱 電気抵抗 ヤング率 熱膨張係数 熱伝導率
SUS420J2 7.75
Mg/m3
460
J/(kg・K)
55
μΩ・cm
200,000
N/mm2

10.3×10-6/K
(0~100℃)
24.7
W/(m・K)

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