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高耐食性ステンレス鋼(SUS316 SUS316L 254N)

特徴

この鋼種はステンレスの中でも、比較的流通量が少ないため入手しにくい材料です。当社ではこのような材料も特殊寸法、短納期、小ロットで対応が可能です。このような絞り用途目的のステンレスはC量が低くNi量が多いので焼鈍状態の硬度が低く加工硬化性が少ないのが特徴です。また耐食性がよく特に粒界腐食に対して優れています。固溶化熱処理状態では非磁性ですが加工により弱い磁性を持つようになります。


用途

ダイヤフラム、ベローズ、液面計ベルト、時計ベルト、時計裏蓋、体温計


当社のメリット

  • 小ロット対応で300kg~製造可能です。
  • 硬度を調整することができます。
  • 薄物の材料を製造できます:薄物(t0.2>=)は、ほとんど流通しておりませんが、弊社では小ロットで薄物が製造可能です。
  • 厳しい板厚公差が製造できます:一般材では保証できない、より精密な板厚公差で製造できます。
  • 結晶粒度の仕様設定が可能。

種類 鋼種記号 化  学  成  分  (%)
C Si Mn P S Cr Ni Mo
オーステナイト系
SUS 316 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030

16.00~
18.00

10.00~
14.00

2.00~
3.00
SUS 316L ≦0.030 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030

16.00~
18.00

12.00~
15.00

2.00~
3.00

BA仕上

冷間圧延後、光輝焼鈍を施したもので、最も軟かく高度で複雑な加工品に適しています。

スキンパス仕上
(2 B 仕 上)

焼鈍後、軽く圧延したもので適当な光沢と平滑さが得られます。
圧延でやや硬くなりますが、加工性はBA仕上のものとほぼ同じで、特に焼鈍したフェライト系ステンレス鋼に出やすいストレッチャーストレインの防止にも役立ちます。

ダル仕上
(2D仕上)

圧延ロールの肌を一様に粗くして冷間圧延を施し、表面を梨地状の光沢のない状態に仕上げたものです。

4号研磨仕上
(400番研磨仕上)

通常は光輝焼鈍後、バフで400番程度に研磨したもので、両面研磨と片面研磨の2種類があります。この仕上の加工性は、BA仕上のものとほぼ同じです。

7号研磨仕上
(準鏡面研磨仕上)

4号研磨以上に細かい研磨材とバフによって仕上げたもので、高度の平滑さと光沢があります。
加工性は4号研磨仕上のものと同じです。

HL仕上
(ヘアライン仕上)

用途やご希望に適した粗さの研磨材で、連続した磨き目がつくように研磨して仕上げたものです。

ロール仕上

スキンパス仕上以上に強く圧延したもので、深い光沢と平滑さがあります。また圧延の程度によって広範囲の強度のものが得られますが、方向性の増加や伸びの減少で複雑な加工はできません。SUS 301、304、631等については、圧延の程度を1/4H、1/2H、3/4H、H………等に分けて規定しています。



耐高温海水用鋼
【254N】


特徴

  • 高クロム,高モリブデン,窒素を含有するので,高濃度塩素環境において優れた耐食性,耐すき間腐食性を持っています。
  • UNS S 31254(AVESTA 254 SMO)同等以上の耐食性を持っています。
  • SUS 317J1LやSUS 329J4Lよりも優れた耐食性を示します。
  • オーステナイト組織なので延性や靭性が高く,加工性,溶接性が良好です。
化  学  成  分  (%)
C Si Mn P S Cr Ni Mo N
≦0.030 ≦1.000 ≦1.000 ≦0.025 ≦0.005

22.00~
24.00

24.00~
26.00

5.00~
6.00
0.17~
0.22