ステンレス焼き入れ(SUS420J2)
特徴
ステンレス鋼は炭素鋼のように、熱処理によって硬化するものは少なく、析出硬化系と中~高炭素クロム系ステンレス鋼に限られています。その殆どが最終ユーザーで各種製品に成形加工後、熱処理を施して使用されています。
しかし、製品に加工してからの熱処理は品質管理や作業管理が繁雑であり、生産性も低いことから、合理化近年加工設備や加工技術の進歩で、ハード仕上げの鋼帯や焼入鋼帯の連続プレスあるいはカッティング等によるバラツキの少ない能率的な製品化が可能となったため、製品での後焼入に代わり、焼入鋼帯に素材を切り替える傾向が強まっています。
当社の焼入れ材の特徴
- オリジナル焼入れ方式による幅広で優れた平坦性
- 耐磨耗用途に最適
- 焼戻し抵抗が高く耐熱用用途にも使用可
- 組織変化による硬化のため、機械的・物理的な方向性が少ない
- マルテンサイト系材料のため非鉄系やオーステナイト系バネ材に比べヤング率が高く板バネの厚さや幅の節約可
用途
各種バネ類、刃物、直尺、コテ、ヘラ、ドクターブレード、紡績機
当社のメリット
- 成分調整、製造履歴の厳重管理による高清浄化や組織の微細化により極めて高い品質を誇ります。
- 小ロット対応で300k~製造可能です。
- 硬度を調整することができます。
- 薄物の材料を製造できます。
- 厳しい板厚公差が製造できます:一般材では保証できないより精密な板厚公差で製造できます。
| 種類 | 鋼種記号 | 化学成分(%) | ||||||||
| C | Si | Mn | P | S | Cr | Ni | Mo | その他 | ||
| マルテンサイト系 | SUS 420J2 |
0.26~3 0.40 |
≦1.00 | ≦1.00 | ≦0.040 | ≦0.030 | 12.00~3 14.00 |
|||
物理的性質
| 密 度 | 比 熱 | 電気抵抗 | ヤング率 | 熱膨張係数 | 熱伝導率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SUS420J2 | Mg/m3 7.75 |
J/(kg・K) 460 |
μΩ・cm 55 |
N/mm2 200,000 |
(0~100℃) 10.3×10-6/K |
W/(m・K) 24.7 |


